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2022-01-07

看護師という専門職から、異業種への転職、そして働きかたを柔軟に変えて、現在ではフリーランス秘書という新しい肩書きを手に入れた井上真理子さん。

 

未経験の職種へ華麗にジョブチェンジしたように見えていたのですが、その裏側ではたくさんの苦労も。

 

今までの働き方から大きく方向転換をした、まさに「働き方を変えた人たち」

井上真理子さんはどう働き方を変えたのか、詳しくインタビューさせていただきました。

 

動画でもインタビュー撮影をしております。

 

動画で見たい!という方はこちらをクリックしてお進みください。

 

 

 

 

専門職からのジョブチェンジ。まずは今までの経歴を教えてください

 

井上さん(以下井上):

中小企業のフリーランス秘書になって1年が経ちました。

今まで何回も働き方や職種を変えてきたんです。

 

その経験が皆様の役に立てればいいなと思っています。

元々は看護師の経験が一番長く、その後美容の世界に入り、フリーランス、会社員を経験経て今に至っています。

 

中村:

結構異業種ですよね?

 

井上:

看護師を辞める時に、やりたいことがなかったんです。

多くの看護師さんと話してみたら、同じ気持ちの方が多かったんですが、

 

実は一般的な看護師さんて、この仕事をやりたいかどうかを考えていないことがほとんどだと思うんです。

 

この仕事がやりたいかどうかを考えてしまうと、行きたくなくなってしまう方が大半だと思うんです。

 

私も、この仕事をやりたい、やりたくないに敏感になっていなかったので、辞める時にも、ただ辞めたいだけでした。

 

この世界から出たいという気持ちが大きいだけで、やりたいことが決まってなかったんです。それよりも、できることは何かな?という気持ちの方が強かったんです。

 

当時、心理学の勉強もしていたのですが、勉強したからといって、お仕事があるわけでもなく悩んでいた時、

たまたま美容も好きだった私に「ヘアメイクを学んだら?」とアドバイスをくれる人がいてヘアメイクを学ぶことにしました。

 

「好き」だけで始めたヘアメイクの勉強で、途中続けられるのか不安に思ったこともありましたが、ご縁があってヘアメイクの学校の先生になりました。

 

ご縁があったものの、スキルが伴っていなかったので、そこからは、鬼のようなトレーニングが始まったんです。

 

中村:

実際ヘアメイクの講師としてどのくらいの期間働いていたんですか?

 

井上:

それが、1年くらいしか働いていないんですよ。

退職の原因は、教員的な生活指導などの仕事ばっかりで、美容やヘアメイクの仕事ができなかったんです。

 

このタイミングでフリーランスへの転身を決めて、当時は名古屋で暮らしていたのですが、縛られるものなくなって東京に引っ越したのもこの頃です。

 

中村:

それが何年前ですか?

 

井上:

5年前ですね。

 

中村:

教員と、フリーランス、全然違いますね?

 

井上:

フリーランスになり始めた時、自分と合わないお客様やお仕事も全て受けていたのですが、それが結果的に続けられない、しんどさに繋がっていってしまったんです。

 

そんな時にフリーランスと並行して夜勤のアルバイトや、エステの仕事などもしていたんですが、フリーランスより安定していることに気づいてしまったんですよね。

 

そこから、生まれて初めて会社員の安定を選んで初めての会社員にチャレンジしました。

 

中村:

今まで看護師、教員、フリーランスそして初めての会社員となられたわけですが、率直な感想をお聞かせいただけますか?

 

井上:

会社員で注文住宅の営業をすることになったんです。

かなり厳しい研修やテストがある会社でした。

研修やテストは頑張ったんですが、パワハラ体質を感じてしまい、この業界に馴染む自分は嫌だなと思ってすぐに退職することにしました。

 

そして2社目の就職がすぐに決まって、新しいポジションの立ち上げに参画させてもらうことになりました。

 

そこでの仕事がすごく向いていて、とっても楽しかったんです。

ただ、雇用条件の問題で、ここの会社も退職することになりました。

 

 

「できること」へ戻って見えたもの

 

中村:

2社目退職後に、フリーランスに戻られたんですか?

 

井上:

いえ。一度ここで看護師に戻りました。

経験のないことをせっかくならと思って保育園の看護師になりました。

子供はとっても可愛かったのですが、思っていた仕事と違って、看護師の資格を持って働いているのに、看護師のプライドがズタズタにされるような職場でした。

 

看護師の意味がわからなくなるような職場を経験して、「やっぱり医療の現場に戻ろう」と4年ぶりに救急病院でERの看護師に戻りました

 

中村:

救急の現場だと忙しいイメージがあるのですが?

 

井上:

いつ救急車が来るのか、本当にわからなかったですね。

 

自分にあっている仕事内容ではあったのですが、体がきついことは変わらないので、永遠に続けるのは難しいなと思っていました。

 

結婚したばかりでしたので家庭が落ち着くまで。と思って働いていました。

 

中村:

救急病院でしばらく働いて、いよいよフリーランスで働き始めるのですね

 

井上:

2020年3月に病院を退職して、ちょうど緊急事態宣言の1回目が出た頃でした。

ちょうどコロナの疑いの患者さんが入り始めていました。

 

4月からフリーランスで働くのですが、人に会えない状況だったので、オンラインでできるお仕事を考えて、オラクルカードのビジネスを始めることにしたんです。

 

「できること」で考える癖ではじめてしまったので、やりたいことではなかったんです。

やっぱりそれが続けられない原因になりました。

 

事業ってうまくいかないこともありますよね。

低迷している時こそ、お金のために続けるのは難しいなって改めて思いました。

 

中村:

その頃は秘書になろうと思ってはいなかったんですか?

 

井上:

何やったらいいかわからない。。というのが一番近いですね。

私、何ができるんだろう。という感じで、ここから仕事として何もできない空白時間が始まるんです。

 

中村:

一度お会いして、一時期あまり接する機会がなかったんですが、ちょうどこの頃にまた、再開したんですよね。

 

 

「できること」から「やりたいこと」へ歩みを進めたきっかけ

 

井上:

理恵さんにご紹介いただいて、天才性について学んだ時、「個人のお客様は、真理子さんにあってないよ」って言われたんです。

でも、どうやって法人の方に出会うんだろう?と思って、ツイッターで発信を始めたんです。

そこからどんどん経営者様とつながるようになったんですよね。

 

その矢先に、実家の父が倒れてしまって、実家のある名古屋に帰ることが増えたんです。

 

仕事をする余裕はなかったんですが、それでもツイッターならできるなと思っていたんです。

 

名古屋への新幹線の中や、病院の待ち時間に発信だけは頑張っていました。

そこから3ヶ月後くらいに、経営者の方からお声がけいただいて、お仕事がスタートしました。

 

中村:

きっかけはツイッターの発信だったってことですね

 

井上:

いろんなSNSを使っていく中で、見ている方、届けられる方の層が全然違うんだなということがわかりました。

 

中村:

ツイッターが一番集客できるっていう方は結構いらっしゃいますよね

 

井上:

ツイッターは良くない評判を聞くこともありますが、やってみるとしっかりとした繋がりを持つことでお仕事にも繋がったんです。

 

それまで試したこともなかったんですが、やってみないとわからないと思ったので、まずは始めてみたんです。利用者数が圧倒的に多いのもツイッターを始めた理由でしたね。

 

大きな企業の社長さんや、著名人もツイッターはやってらっしゃいますもんね。

 

中村:

真理子さんはツイッターのフォロワーさん、1万人超えてるんですよね?

 

井上:

はい、16,400人くらいですね。

フォロワーを伸ばしたいだけでやっていると、私自身の在り方や人間性がブレてしまうということもあるんです。

 

実際、お仕事をくださっている社長さんに、「なんで真理子さんにお仕事を頼んだんですか?」という話が上がった時に、「ツイッターで繋がることはたくさんあるけど、ふざけた投稿内容だとお仕事をお願いしたいというところまでは思えないんだけど、いつも真面目に丁寧にリプライをくれる真理子さんだからお仕事をお願いしようと思った」と言っていただけたんです。

 

内容ではなく、在り方を見ていただけたんだなと思いました。

 

中村:

いまツイッター上で繋がった方とお仕事を初めて実際今はどうですか?

 

井上:

今、ツイッター採用を実施している人事の方も増えましたよね。

コストも少なくて、ある程度価値観を知った上で採用できるのでミスマッチが少ないんです。

 

私も実際、ある程度価値観を知った上でお仕事をスタートさせても、それでもまだ、うまくいかないケースもあります。

 

私もまだまだ学びの途中だなと思っています。

 

自分が仕事上大事にしていることや、価値観を譲ってしまうとやっぱりうまくいかないですね。

 

 

スキルがないなら在り方や価値観で選ばれるしかない

 

中村:

Twitterなどのツールはあくまでも出会いをくれたもので、あとは相性や価値観の一致が大事とうことですね。

 

井上:

SNSにこだわる必要もないと思っています。

電話でも、実際足を運んでもいいと思います。

 

中村:

これまで、フリーランスや会社員といろんな職種や働き方を経験した中で、結論の1つしては人間力を磨くことや、在り方を整えることが、仕事に影響を与える要素なんじゃないかということですか?

 

井上:

そうですね。

スキルで評価をいただけないなら、在り方や価値観で信頼を持ってもらえることが私の場合は大切でした。

 

中村:

在り方や価値観でマッチングした人は長続きしそうな感じですか?

 

井上:

私はプロ意識が高い人と仕事がしたいと思っているんです。

考え方の甘さが気になるというか。

そういう価値観があったプロ意識の高い方とは、それが尊敬になったり、仕事を続ける自分のモチベーションになりますね。

 

中村:

これまでいろんな職種を経験してきて、一番大変だったことはなんですか?

 

井上:

看護という特殊な業界にいたので、一般的な常識がないことです。

スキルや、経験が足りないと考えがちなのですが、そこは覚えれば補えるんです。

 

それよりも、一般的な考え方を持っていないということが大きかったです。

触れている情報が偏っているんですね。

言葉も知らないですから、いっぱい勉強しましたね(笑

 

フリーランスの時で言えば、やっぱり集客ですね。

なんとなく集まるだろう。という感じだと集まらないですね。

 

中村:

集客をちゃんとされてる方は、集める努力をされてますからね。

 

井上:

病院て、集客なんていう概念はないですからね(笑

 

看護師さんの異業種転職を自分の経験を生かしてサポートしたい

 

中村:

今では立派なフリーランス秘書として活躍されて、また異業種に転職したい看護師さんの相談にも乗られてますよね?

 

井上:

自分の5年前くらいと同じように、看護師をやめて無能感を感じているという友人の相談を聞いて、他にも同じ悩みを抱えている人がいるんじゃないかなと思ったんです。

実際に発信を初めてみると、スキルがないと異業種の転職を諦めちゃう方が多くて。

 

転職の仕方を教えてください。という方も多いんですが、転職するのは比較的簡単。

 

それより大事なのは、その転職の先に、自分の幸せな未来が描けるかどうか。

 

自分に向き合って、自分の価値観や大切にしている在り方に合った会社とマッチできるか。

 

そいううところを支援していきたいです。

 

中村:

転職するだけなら、人材不足の業界もありますから、きっと転職だけならできるんですよね。

 

井上:

看護師としてのスキルしかないと考えている人もいるんですが、看護師だからこそ持っているスキルもあるんです。

責任感が強かったり、マルチタスクが得意だったり、仕事が早かったり、業務を俯瞰することもできるし、そういうことを履歴書にちゃんと描けるようにしたい。

 

中村:

今後はフリーランス秘書をしながら、看護師さんの異業種転職を支援したいというイメージですか?

 

井上:

看護師さんの異業種転職を本格的に事業化することも視野に入れながら、今いただいている仕事を一生懸命やっていきたいと思っています。

お仕事も結婚などもおんなじで、自分に向き合わないとどこかで皺寄せがきてしまうと思うんです。

 

中村:

やっぱり自分に嘘をついて、条件で続けたりすると、どんな形かで続けれなくなってしまうということですね。

 

自分に合った職業だったり、お仕事だったりにご縁があるんじゃないかと真理子さんのお話を聞いて思いました、

 

井上:

私の失敗が誰かにとっての価値になったら嬉しいです。

 

フリーランス秘書

井上 真理子

看護師としてのキャリアから、美容学校の講師、フリーランスのメイク講師、会社員で住宅販売営業などの異業種へのキャリアチェンジを経て、ツイッターフォロワー16000人の人気のフリーランス秘書として活躍中。 

ご自身の経験を生かし、異業種への転職を考えている看護師さんからのキャリアチェンジの相談も開始し、更なる事業展開を検討中。

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