2023-04-11
こんにちは。
栄養士カウンセラーの秋吉香里です。
今回は「疲れてごはん作りどころじゃない。。」「でも美味しいものは食べたい!」「ダイエットやアンチエイジングも気をつけたい!!」を叶えるレシピです。
すごーく疲れすぎていると、考えるのも文字を読むのもめんどくさいし、フライパンや鍋を洗うこともできれば省略したい。そんなふうに思うことありませんか?そんな時は「レンジ」をフル活用して調理時間を短くしたり、調理器具をなるべく使わない(洗う時間を節約)レシピでパパッと作れると嬉しいですよね。
今回は3月〜5月が旬の「新玉ねぎ」を使ったメインと、ちょっとボリュームある副菜として「きゅうりとささみの和え物」のレシピをご紹介します。
まずは、意外と知られていない玉ねぎを摂取することで得られる効果についてご紹介します。
新玉ねぎ栄養素
新玉ねぎの注目の栄養素は下記の3つです。
1、硫化アリル
2、ケルセチン
3、オリゴ糖
この3つの栄養素はさまざまな効果が期待できます。
1、硫化アリル
「硫化アリル」は玉ねぎを切ったときのツンとした香りや辛味成分です。
✅血液の凝固を防ぎ、血液をサラサラにしてくれる効果。
✅血中コレステロール値をダウン
✅動脈硬化や心臓病の予防
にも効果があるとされています。
さらに加熱調理をすることで、ビタミンB1とつながり、糖質をエネルギーに変え、疲労回復を助ける効果も期待できます。血圧が高い方は新玉ねぎを薄くスライスして、鰹節とポン酢などをかけて食べると血液サラサラの効果が期待できると言われております。
2、ケルセチン
ケルセチンとはポリフェノールの一種です。
✅強い抗酸化作用
✅生活習慣病の予防
✅改善効果紫外線から肌を守ってくれる効果
が期待できます。
紫外線が強くなってくる今の季節には積極的に摂りたい食材の一つです。
3、オリゴ糖
玉ねぎに含まれている「難消化性オリゴ糖」は腸内の善玉菌を増やし便秘解消や肌荒れを予防、更に虫歯の予防や血糖値の抑制などの効果も期待できます。
それでは次に玉ねぎを使ったレシピをお伝えします。
新玉ねぎのポトフ風
玉ねぎの栄養素である「硫化アリル」は水溶性の栄養素で、水に溶け出す性質があります。ですので、スープなど丸ごと煮込んだ方が栄養素を無駄なく摂取できます。
(材料)1人分
新玉ねぎ 1個
合い挽き肉80g
顆粒コンソメ小さじ1(固形の場合は半分くらいにしてお湯につけて溶かしたものを使用する)
ピザ用チーズ お好みの量(とろけるスライスチーズの場合は2枚ほど)
(作り方)
1、新玉ねぎ1個(上下を切り落とす)を4つのくし切りにして
合い挽き肉80gを上に乗せる。
2、耐熱容器に入れて顆粒コンソメをかけてラップをして7分レンジで温める。
3、ピザ用チーズをパラパラとかぶるくらい乗せて、30秒から1分ほど、チーズが溶けるまでレンジで温める。
ささみときゅうりのピリ辛和え物
魚メイン料理を作ると家族に「ボリュームがない」と言われてしまうような時にプラスすると満足度が上がる1品です。
(材料)1〜2人分
鶏ささみ 2本
酒 大1
きゅうり 1本
ごま油 大さじ2
豆板醤 小さじ1
鶏がらスープの素 小さじ1/2
(作り方)
1、鶏ささみに酒を入れて、あえてラップをして3分レンジで温めて、ほぐす。
2、きゅうり(へたを落とす)を乱切りにする。
3、1と2にごま油、豆板醤、鶏ガラのスープの素を加えて混ぜる。
以上2品です。新玉ねぎは甘味もあり、煮込むことでさらに柔らかく食べやすい食材です。善玉菌を増やしたり、血液をサラサラにする効果も期待できます。また旬の食材は栄養価も高く、価格も安いのでぜひ春野菜も取り入れて毎日の食卓を楽しまれてください。
栄養士カウンセラー
秋吉香里