2023-06-24
こんにちは。
美姿勢コンサルタント・ヨガインストラクターの田中ひとみです。
雨が降る前に、なんだか気分が落ち込む、頭痛を感じる、古傷が痛むなどを感じる方いらっしゃいますか?もしかしてそれは【気象病】【天気痛】かもしれません。
どんよりした曇りのお天気の時は、健康な人でも気分が下がりがちになり、晴れた日にはすかーっと気分がよくなりますよね。高気圧で気分がすっきりしているのも関係しています。酸素カプセルに入ると気持ちがよくなるのもそういった効果があるからです。
雨が降る前に頭痛がする、台風が近づくとめまいがする…などと天候によってなんだか体調が良くないと思っている方も、『気象病』『天気病』かもしれません。湿気に弱く、湿気が原因で体に余分な水分が溜まり、体調不良を起こしやすい方もいるようです。気象病は気候や天気の変化が原因で身体の不調がおこり、頭痛、めまい、疲労感、関節痛、気分がふさぎこみやすい、吐き気、喘息などの症状がでると言われています。
梅雨の時期は梅雨前線上を低気圧が横断し、台風も低気圧のため、この時期は気象病の症状を感じやすくなります。特に、【気圧が低下するとき】に症状が出やすいと言われています。
気象病・天気痛は耳の奥にある「内耳」の気圧センサーが、気圧の変化を感知する際に過剰に反応し、自律神経のバランスが乱れて不調をおこすと最近の研究でわかってきました。耳の周りの血流が悪くなると、内耳がむくんで過敏になり、症状を起こしやすくなります。内耳の血行をよくすることが、効果的な予防法の一つです。また、気圧・気温・湿度などの気象によって『自律神経が乱れる』事も原因と考えられています。免疫力を高めて自律神経の調整をして気圧の変化にも強いカラダづくりをしていきましょう。
食べたものにより免疫力は変わる
重要なのは免疫細胞を強化する「良質なタンパク質とアミノ酸」を摂取することです。たんぱく質とアミノ酸を多く含む「卵・肉・大豆・魚」など食べると良いです。卵は一日に5個以上食べても大丈夫です。時間がないときなどはコンビニの塩味のゆで卵がすぐに食べれて便利です。とはいえ、様々な食材をバランスよく食べることが大切なので、免疫力を高める食材だからといってそればかりを食べても意味がありません。
<免疫力を高めるオススメの4つの食材>
1.きのこ
βグルカンという免疫細胞を高める成分が含まれています。おみそ汁などに入れると簡単で、しめじ・舞茸・なめこなど何でもよいので一日一回きのこ料理を食べるとGOOD。
2.海藻
ぬめぬめの成分が腸内細菌を高めて免疫力を高めます。もずく・昆布・わかめ・オクラ・ひじき・めかぶなど、スーパーの小分けのモズク酢やめかぶも一品追加したいときに便利です。
3.にんにく・里芋・さつま芋・ごぼう・レンコン
これらは活性酸素を取り除く作用がある食材です。活性酸素は生活習慣病やがん、老化(サビ)などを引き起こしやすくなります。アンチエイジングに欠かせない食材で、積極的に摂取したほうが良いです。中でもにんにくは、アメリカの国立がん研究所でがん予防に一番適した食材として認められています。
4.納豆・ヨーグルト・漬物
乳酸菌や納豆菌などの発酵食品は、腸内の善玉菌を増やし免疫力を高めます。
質のいい睡眠
質のいい睡眠をとって自律神経を整えることが大切です。睡眠中は副交感神経を最も優位に立たせます。睡眠時間が短くなったり、日によってばらつきがあると免疫力が低下します。安定的に、いつもと同じ時間に寝るようにしましょう。
<質のいい睡眠のコツ>
1.深夜0時から午前3時は成長ホルモンが分泌されると言われています。この時間に睡眠を取るように調整することで、傷ついた細胞を修復して新しい免疫細胞を作ってくれます。
2.寝付きが悪い方は、入浴後1時間以内、体温が下がり切る前に寝ましょう。入浴して体温が上がり、下がり始めたときが一番眠気が出ます。手足の先を暖めると寝つきがよくなります。ハチミツを溶かした牛乳や白湯など暖かい飲み物を摂取して体温を上げことも効果的です。
3.まくらの高さなどを調整して軌道を確保すると、呼吸がしやすくなります。バスタオル2枚を巻いて棒状にして、首のアーチができると気道確保ができます。後頭部よりも首の高さを上げるのがポイントです。
自律神経のバランスを整えるセルフケア4選
シャンプーが終わった時に、4-5分やるだけでリラックスして質のいい睡眠がとれます。強く押す・やりすぎは揉み返しになり、交感神経が優位になって興奮してしまいます。筋肉を緩めるつもりでセルフケアをしましょう。
①百通りのツボ 頭頂部の百会
百会は、頭頂の真上の少し後ろで、両耳をつないで鼻の延長線上に交わるところにあり、少しくぼみへこんでいる場所です。百会というだけあって、百通りのツボが交わっています。押すだけで、全身の血流が流れていって、睡眠を促してくれます。
・ぐっと押すだけで、一気に睡眠に入っていけます。
・真ん中に寄せるように、筋肉を寄せて引き上げるようにマッサージしていく。全身の皮膚が繋がっているから自律神経が乱れるとどうしても下がっていき、つっぱりやすい箇所です。
②頭部の生え際 真ん中のへこんだところ
耳の後ろの出っ張っている骨の斜め下、首と頭の境目、生え際には、天柱(てんちゅう)・風池(ふうち)・完骨(かんこつ)という大事なツボがあります。髪の生え際を押すだけでも副交感神経を優位にしリラックスします。
・両手で頭を包むようにして骨の裏を掴むようにして、中央に向かって押す。
・指を置いたまま頭を回す。回していくことで指がツボに入り込んで効いていく。
③目の疲れにいいツボ 耳の上 側頭部
側頭部はいくつものツボが存在しているので、ぐっと押せばいい。力を入れるときに息を吐き、力を抜く時に、息を吸い呼吸を整えて、筋肉をとらえてゆっくり回す。*指の腹でピンポイントにツボに入れるのは難しいので、猫の手で面で捉えることによりツボに効きやすくなります。
④眼が軽くなる おでこ
おでこをほぐすと、血流が回り目の周りが軽くなります。目の疲れを取ると、すぐに睡眠に入れます。デスクワークの途中やテレビを見ながら肘をテーブルに置いて、猫の手でおでこのマッサージをする「ながらマッサージ」簡単にリラックスできます。
セルフケアは毎日2-3分でOK
毎日の疲れ・日々の蓄積で老廃物がたまりやすくなります。毎日セルフケアすることで、老廃物が溜まりにくくなります。触って痛いのは凝り固まっている証拠で、ぐいぐいやるのは痛くて逆効果です。筋肉を徐々にゆるめて、老廃物を流していきましょう。さらに、呼吸を意識すると、だんだん緩まり、自然と痛みがなくなります。
いかがでしたでしょうか。免疫力はバランスの良い食事、質の良い睡眠が鍵です。食事、睡眠、運動をバランスよく取り入れた生活で自律神経のバランスを整えて、気圧に左右されないカラダづくりをしていきましょう。
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美姿勢コンサルタント・ヨガインストラクター
田中ひとみ