2024-03-17
こんにちは。
美姿勢コンサルタント田中ひとみです。
さくらの開花の便りも聞こえてきて、新しい季節に浮足立つ頃ですね。いかがお過ごしでしょうか?
前回は【内もものスイッチと軸足の安定性】についてでした。階段を登るとき、歩く時に軸足の安定性は感じられていますか?歩く時は、右足を前に運び、片足立ちになり、左足の母指球を踏みます。母指球を踏むと、内ももにスイッチが入ります。さらにプラスで言うと、母指球をぐーっと押して、体を上に引き揚げることによって、右脚を運んでいくことで<歩く>動作となる今回は【運動神経の教育】のお話です。
【右の足を前に運ぶ・歩行で運ぶ】とは…
母指球を踏む
内もものスイッチ入る
プラス
母指球をグッと押して体が引きあがる
自然に股関節、右のお尻が使わる
右脚が前に運ばれてる
年を重ね、頭のエネルギーを使っている方は、歩く時に、脚の先だけでちょこちょこと歩き、脚を使おうとしています。でも実は、歩く時、足は最後に動かし、まずは中心から動かします。これは、神経のワークです。
今のからだの状態チェック 足の状態
今回は、立ち上がってワークをしましょう。まずは、今のからだの状態をチェックします。特に「右足のつま先と右足の膝の方向」をチェックしてみましょう。自然に踏み込んだ時に内側に入ってないですか?外に出てないですか?もし、左足もそうなっていたら、より硬直している証拠です。踏むとき、自然に膝を前にもっていきましょう。
この右足が内側に入る状態は、精神的なことと、腎臓、肝臓などの内臓の疲労がすごく関わります。ちょっと疲れている、ストレスかかっているなどで、その日だけなら良いのですが、慢性化して固まっているのが危険です。もちろん、母指球、小指球を意識しなかったら、膝は内側に入っていきます。母指球、小指球、かかとの中心の3点でぎゅっと踏みましょう。前に行きますか?反対の左足もチェックしましょう。ちなみに、左足は右の状態によって内側に入っていくこともあります。繰り返しますが、大事なのは右足です。少しでもブレるな・内側に入るなという方は意識して、つま先と膝が真っ直ぐになるようにしていきましょう。
では、実際に右足からチェックしていきましょう。母指球を踏んで、しっかり母指球を押さえながら、つま先と膝はぐっと前に向けます。お臍も前に向けておきましょう。ちょっとお臍が横向いたらやりやすく膝は前に向きます。肋骨の下の辺り、骨盤周りのねじれを感じる方は、ずれていく、ねじられていくのを感じるかもしれません。
内ももの筋力低下でも内側に入ったり、外側に出たりもします。母指球を踏むと、内もものスイッチ入るのわかりますか?内もものスイッチをいれながらゆっくり前にもっていってください。このねじれは肋骨の下からくるので、「肋骨の下が引っ張られる」「きゅーっとなる」方はすごくいいです。固まっている人はどこを動かしても、からだの中が固まっている状態で、外の大きな筋肉だけで体を動かしていることになります。母指球を踏んで、つま先前、お臍も前に向けます。
余裕のある方は、両手を上げてみましょう。肩甲骨は上げずに、肩甲骨は背中の後ろに置いておいて腕だけ上げます。肩は上げません。 反対も、ひとまずチェックしていきます。母指球をぐーっと押して丁寧に行っていきましょう。出来てる、出来ていないより、修正することが大事です。
ここでなんとなく、気づきませんか?
だからお尻硬くなるんだ。
太もも張るんだ。
骨盤周り固まるんだ
というようなことに。
最後に、足を教育
歩くことは一瞬ですが、一瞬【それ】が出来ることが大事です。歩く時、足から歩いていませんか?だから硬くなるのです。最後に、足を教育しましょう。
右足つく
つま先・膝は同じ方向
母指球をぐーっと押す
内もものスイッチ入る
脚をついて、膝は前向き
上にあげて、からだが上にあがる
【左の足が勝手に】運ばれていく
勝手に左足は運ばれますか?【左足が勝手に行く】という感覚を目覚めさせていきましょう。もちろん意図はします。ただ運ぼうとするからしんどくなるんです。母指球を押して、からだを移動させません。このスイッチがあり、この感覚があって年を重ねたらからだつきは全然違ってきます。
左足が前に運ばれる瞬間に、お腹の下腹部にスイッチ入る感じありますか?ここでわかりにくい方は両手を上げてみてください。どこの下腹部のスイッチがはいるかわかるかもしれません。みぞおちのポジションが足を踏んで、からだを上げる感覚です。ふさぎこんで、ずっと下を向いて生きている人は、このポジションが分かりにくいかもしれません。左の足を前に運ぶ時に、右の足の裏も滑らかに、膝の裏にロックが掛かって、内ももが使えない方は、母指球をしっかり踏んでみてください。
右足を踏んで、引き上げるから、左の足を運ぶ動作です。足の裏をしっかりと使いましょう。足の裏の筋肉が波打つ感じ。足の裏は波のよう、波を打つように使う。地に足付いていない方は波打たない。膝、脚、お腹はここの使いがよくなれば、見た目ももちろん、変わります。
反対もやってみましょう。人の体は左右対称ということはないので、左足の方がやりやすいかたもいるかもしれません。やり方は、一緒です。左足つく、股関節に遊びがでて、ふーっと運ばれる感じ。踏ん張っている軸足の股関節に一瞬遊びができて、前に運ばれていきます。左に踏ん張った瞬間、体全体が左に傾く方もいるかもしれない。それを修正しようと思って、内ももに力を込めていきたら、膝が内ってしまう方もいるかもしれません。膝の向きが安定してきたら腰回りのくびれにもつながります。
この感覚でウォーキングしたらとてもいいですね。歩く時にこれをしっかりとやったら自分の真ん中・センターに意識が向いていきます。
両手を上げてやってみてください。今まで、足の裏をベたーとつけていたり、太ももの外の筋肉、おしりの大きい筋肉でどすんどすん歩いているかに気づきますよね?足の裏は広いですが、足の裏は3点と足の指しか床につきません。どれほど、普段べたべた歩いているか。
歩いてみましょう
私たちは家の中でも、外でも歩いて生活しています。ここで実際に歩いてみましょう。今までのワークを通して、お尻の位置が床より遠く感じませんか?多くの人はお尻の位置が低すぎるのです。足の裏は3点だけついて、5本の指をそっと添え、べたべた歩きません。
毎瞬毎瞬の片足立ちになる時に、どこで「一瞬のバランス」を取っているかが大事です。からだの使い方が左右にブレるから、外側の筋肉を使ってしまう。そうすると、見た目も大きく見えてしまいます。今、やっている【軸・内・センター】を忘れないようにしましょう。意識的にも、肉体的にも、自分のセンターであることが大事です。
歩く時も両手を上げて歩いてみてください。お私たちは重力の中で生きているから、上にあげながら運ぶことを意識していきましょう。みぞおちのポジションを普段引き揚げていないから、尻、骨盤のポジションが床に近づいていきます。
日常生活でもからだを教育する
時間をかけて、時間を消費するようにワークするのとは違い、ここでは、【自分の脳の神経と体を動かすパイプ】を太くするかが大切です。おうちの中の生活であっても、歩く時も、家事するときも、5分のお掃除でもこれを意識するだけで体を使うことの教育がされます。からだを教育するということです。
30、40、50歳になってきたら教育しておくことが大事になってきます。これが60、70歳になった時のからだになります。気づきを増やし、再教育して、普段のカラダの扱いを変えていくことです。歩くことは、丁寧にやったら本当にいい運動です。脳みそで意識して、望みのからだつきにしていきましょう。
美姿勢コンサルタント
田中ひとみ