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2023-04-29

 

こんにちは。 

美姿勢コンサルタント・ヨガインストラクターの田中ひとみです。

 

 

マスクの着用が個人の判断に委ねられるようになり、およそひと月が経ちました。3年間、マスクを着用していたことで、呼吸が浅くなってきていませんか?マスクをしていると、空気を吸い込むのに抵抗がかかり、鼻呼吸だけでは十分な空気を取りこむことができずに、口呼吸になりやすいと言われています。そこで今日は意識的に呼吸をして体にきれいな空気を取り込むヨガの呼吸法をご紹介します。

 

 

呼吸はからだに必要な酸素を血液に取り込んで、不要な二酸化炭素をからだの外に出す働きがあります。マスクをしていると、自分が吐き出した息をそのまま吸い込む事になり、酸素を多く含んでいない状態の空気を吸い込んでいるので、からだの中の酸素量が減り血流が滞りやすくなります。

 

 

下記に記載した4つのポイントにひとつでも当てはまる方は呼吸が浅くなる傾向があります。

・パソコンやスマホを使っている時間が長い

・猫背や内肩で、背中が丸まりやすい

・週に1度も運動をしないときがある

・ストレスを感じやすい

 

 

猫背でスマホやパソコンをしていると、肺が縮こまり呼吸が浅くなります。脳へ流れる血流も悪くなり、酸素不足で集中力が低下したり、自律神経のバランスも悪くなります。

 

 

鼻呼吸のメリット

ヨガでは「鼻から吸って、鼻から吐く呼吸」がおススメですが、口呼吸の習慣が身についてる方は、「鼻から吸って、口から吐く呼吸」からからだを慣らしていきましょう。からだの中、肺の中に新鮮な空気を送り込んで、お腹を自然に上下に動かすのがポイントです。

 

 

鼻から吸うことによってのメリットは、鼻毛が空気清浄機のような役割をして、空気中の細菌やウィルスなどを絡めとって、綺麗な空気が肺に入ってきます。鼻の管を通る事によって、体温で温まった空気・乾燥した空気に水分を与えてくれるので、からだが冷えるのを抑えてくれます。口を閉じることで、口周りの筋肉が自然に鍛えられて、顔の表情が豊かになります。

 

 

【深呼吸】

深呼吸で酸素をからだに取り込むことによって、自律神経のバランスを安定させる効果が期待できます。呼吸を意識することで、全身のエネルギーが巡りからだが変わります。血液が促進され、全身の細胞に酸素が行き渡り、「基礎代謝」がアップし、痩せやすいからだになります。深呼吸は腹式呼吸になるので、腸の動きも良くなり、便通が良くなるのが期待できます。 マスクをしていても鼻呼吸を心がけたり、深呼吸を意識的にしてみるのがおススメです。

 

 

【やり方】

1.鼻からゆっくりと息を吸い込む。お腹を風船のように膨らませるイメージで吸い込む。

 

2.吸い込んだら、はじめは3秒ぐらい息を止める。(慣れてきたら5秒、8秒・・と止める時間を長くしていく)

 

3.口からゆっくりと息を吐き出す。ろうそくの火を吹き消すよう細く長い息で、お腹に入った空気を全て出し切るようなイメージで出し切る。

 

※1-3を10回ほど繰り返す。

 

 

どんな場面でも取り入れられるのが「深呼吸」です。朝寝室のカーテンを開けた時太陽を浴びたとき、お手洗いに行ったタイミング、車の運転をしていて赤信号で止まったとき、一日を終えてお風呂の湯船に使っているときなどリラックスしながら日常生活に取り入れてはいかがでしょうか。からだの健康・美容の効果を期待して手軽にキレイを取り入れてみましょう。

 

 

片鼻式呼吸(ナディーショーダナ)

さらに、おススメなのがヨガの呼吸法の1つである【片鼻式呼吸】です。ヨガの世界では鼻の右側を陽のエネルギー、左側を陰のエネルギーの通り道と言われていてます。さらに、右側で呼吸することで「交感神経」、左側で呼吸することで「副交感神経」が優位にたつとも言われています。片鼻式呼吸をすることで、陰陽のエネルギーバランス、からだの左右バランス、自律神経を整える効果が期待できます。リラックス効果も期待できるため、ストレス解消、睡眠の質を高める効果もあると言われています。

 

 

【やり方】

1.左の鼻を指で押さえて、右の鼻から息を吐きだします

 

2.左の鼻を指で押さえたまま、右の鼻から息を吸い込みます

 

3.右の鼻も押さえて(両方の鼻を閉じて)、3秒間息を止めます

 

4.右の鼻を押さえたまま、左の鼻から息を吐き出します。

 

※1-4を10回ほど繰り返す。

 

 

動画を見ながら一緒に行っていただけます。この動画を撮影したのは長女の妊娠9か月の時なので、妊娠さんが行っても大丈夫な呼吸法です。妊婦さんが行う場合、血圧が高くなりやすいので息を止めすぎずに行ってくださいね。

 

 

いかがでしょうか。鼻呼吸がおススメとは言っても、風邪を引いたときや、花粉症の症状で鼻が詰まって苦しいときは、無理に鼻呼吸をせずに、口呼吸でリラックスをしてくださいね。少し詰まっている程度なら3往復ぐらいしている間に、鼻の通りが良くなり、スッキリするのを感じられるかもしれません。

 

 

YouTube 片鼻式呼吸

 

 

 

 

美姿勢コンサルタント・ヨガインストラクター

田中ひとみ

 

この記事のライター

美姿勢コンサルタント

田中ひとみ

ウエスト-20㎝達成受講生さん輩出。骨格のゆがみを整え・コアトレで筋力をつけ・自分を見つめる私らしく生きる【美姿勢オンラインサロン】主催。元JAL CA/LA国際ヨガインストラクター/インストラクター養成講座講師/ビジネスITサポート。3歳2歳年子姉妹ママ
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