2024-02-17
こんにちは!
元気に楽しく仕事に行きたい方のための食生活改善アドバイザー biobioTOMO 前田ともです。
ママであったり、妻でいたり、女性であるあなたに一番に幸せになってもらいたい!あなたが幸せであれば、周りの方々も家族も元氣に生き生きと過ごせると思っています。あなた自身を一番に大切にして欲しい!そう願って発信しています。
仕事しながらの日々のご飯作りって大変ですよね。でも心身の健康を保ち、いつも楽しく生き生き仕事しながら過ごすには、日々の3食のご飯をどうしていくのかが深く関わっているため、とても大切になってきます。そうなると、どうやって楽に、簡単にご飯作りするのかポイントになってきますよね。
今は便利で、ネット検索すると、「調理法」のこと、「献立」栄養バランスどうするはよく出てくると思います。ですが、「食材選びや調味料選び」のことはどうすれば良いか、分からないなって思うことありませんか?
歴史が深いお酢
前回、世界に誇る「お醤油」について書きましたが、今回は、世界中お酒のあるところにはある、世界最古の調味料「お酢」の選び方、どう選んだら良いか、実践編を届けたいと思います。
世界中どこでも、酒のあるところにお酢があり、また紀元前5000年から作られ、食品の保存などに使われてきたというお酢、その歴史の長さだけでも凄いですよね。
このお酢、食品を漬けて保存といった殺菌目的で使われきました。古代ギリシャ時代の、現代医学の父と呼ばれている、ヒポクラテス(BC460〜BC377)も「風邪」「咳」「ほとんどの疾病」に対する主な治療薬として酢を処方したといわれ、病原菌を消毒する、感染症が広がるのを予防するための手・顔・口を洗うなどにも使われていたそうです。
お酢は昔からとても重要な役割を果たしてきたのです。
お酢は酸味があるため苦手とする方と、ダイエット目的で何にでもお酢をかけて食べるというお酢らーがいらっしゃるようです。このお酢ですが、世界中で作られていますし、色んなお酢が売られていますので、選び方によっては酸味がまろやかになったり、添加物が色々入っているおかげでダイエットに繋がるのかな?なんてお酢もあったりします。なので、選び方は知っておくことがやはり大切になってきます。
ダイエットだけでなく、お酢には実に沢山の健康効果があり、現代における様々な病気を予防していくのに欠かせないものになっているなと感じています。この「お酢の選び方のポイント」をお伝えしたいと思います。
基本の選び方の前に、皆さんの好みにあった種類がどれなのか、目星をつけていただくことも大事かなと思います。見た目で選んでみても、味わいが自分の思っていたのと違いすぎると、結局使わなくなってしまいますよね。先ずは、好みの種類を決めてみてください。
お酢の種類と酸味
お酒に色んな種類があるのと同じようにお酢にも沢山の種類があります。色んな材料から作られているからです。穀物酢、米酢(純米酢、黒酢、粕酢)、果実酢、リンゴ酢、ブドウ酢(ワインビネガー、バルサミコ酢)、醸造酢など、また他の調味料と合わせて作られた調味酢や合成酢もあります。
これらのお酢は味わいは様々で、同じお酢でも酸味の度合いやコクなどで全く変わってきます。以下↓の図に示したのをご参考にお好みの酸味、コクのものを選んでいただくと良いと思います。(調味料選び方&出汁作り方教室のお酢のテーマで使用した資料からご紹介)
点ではなくて円形で幅を持たせているのは、例えば米酢に使うお米の量によって、また発酵のさせ方によって酸味やまろやかさ、香り、コクが全然違ってきているからです。同じお米由来のお酢でも黒酢や粕酢はかなりまろやかになりますし、純米酢だけど、まろやかさは黒酢や粕酢寄りのものもあったりはします。酸味は苦手だけど、コクは欲しいなら粕酢やバルサミコ酢がおすすめで、酸味は苦手で、すっきりしたのが好きならリンゴ酢やワインビネガーがおすすめ、といった見方になります。
美味しい味かげんを表現するのに「あんばい」と言いますよね。これは塩味と酸味の意味合いで使われていること知っていましたか。この酸味は腐敗している場合にも感じるので要注意と判断してしまうと苦手となってしまうのですが、お酢の酸味は食欲を刺激して唾液の分泌を促すとか、緊張を緩和してストレスを和らげるという、私たちが心身共に健康でい続ける為に、とっても大切な働きをしているのです。
お酢の選び方
3つのポイントがあります。
①原材料はシンプルな素材のみ
②容器に書いてあることをよく読む
③便利な調味酢や飲む用のお酢は要注意
①原材料はシンプルな素材のみ
米酢であれば「米」のみとなります。原料となる果実や穀物に含まれる糖分を酵母がアルコール発酵して日本酒になり、次に酢酸菌が発酵させて酢が出来ます。このお酒にしていくのは手がかかるために、アルコールを添加しているお酢もあったりします。なので、アルコール添加のない穀類や果実のみから作られている酢を選ぶのが良いです。
②容器に書いてあることをよく読む
「静置発酵」で作られている、「純米酢」と純が書いてある、「熟成3年させた」「10年熟成」というように明記されているものは、伝統的な製法で作られていたり、素材がシンプルであることがわかります。
③便利な調味酢や飲む用のお酢は要注意
最近では便利な「カンタン純米酢」というのも売っています。これは純米酢に砂糖、食塩、昆布だしも一緒に入っているだけなので、使いやすくなっていて良いと感じますが、混ぜて使いやすくしているものは実に多種にわたっています。裏ラベルを見て、自分が聞いたこともない、また台所にはないようなものを使っていたら、避けて欲しいと思います。また、色々混ぜて作られているお酢は、普通のお酢と違い気をつけなければならないことがあります。お酢は常温保存できるのですが、この色々混ぜられた酢は開封したら冷蔵保存しないとなりません。その点も注意が必要です。
先ずはシンプルなお酢で好みのものを選んでいただきたいです。どうしてもお好みが見つからない時には、調味酢でもいいと思いますが、選び方はより難しくなるので気をつけてください。
この3つのポイントをもとにお酢選びしていただくといいと思います。
伝統的な製法のお酢だからこその凄さ
お酢というと、他にも梅酢、レモン酢、もろみ酢もそうでは?と思いがちですが、これらはクエン酸は多いものの酢酸菌による発酵ではないため、今日ご紹介してきた酢酸発酵によるお酢とは区別して考えてください。この酢酸発酵でできたお酢の健康効果が色々報告されていてすごいのです。リンゴ酢、米酢、バルサミコ酢と多種類あるのですが、酢酸発酵していれば大きく健康効果に差はない印象があります。なので、是非お好みのもので日々取り入れていっていただけたらと思います。
食後血糖値上昇抑制効果、減塩効果、高血圧予防効果、体脂肪の減少効果、胃粘膜保護効果、唾液分泌・胃酸分泌促進と言った、病気の予防効果、消化のサポート効果、疲労回復やアレルギー発生制御にまで関与しているそうです。
選び方が正しいと、ダイエット目的で、何にでもお酢をかけるは、意外と効果あるのかなと思います。ただ、注意が必要なのは、摂りすぎないことです。1日あたり大さじ1〜2杯でこれらの健康効果が見られたと報告されていますし、いくら良いといっても、原液をそのまま薄めずに毎日飲むのはあまり良くないようです。必ず、何かと一緒に摂るとか、コップ1杯の水分量に大さじ1〜2のお酢というくらいに薄めていただくと良いようです。
本当に色んなお酢がありますから、色んなお酢を少しづつ取り入れると、毎日飽きずに楽しく美味しく、しかも健康であり続けるサポートになるのかなと思います。
余談ですが、写真に載せた4種類のお酢は美味しくてまろやかでおすすめのお酢たちです。よかったら試してみてください。
今回のコラムはいかがだったでしょうか?皆様のこれからの元気と健康と幸せのお役に立てましたら嬉しいです。最後までお読みくださり、ありがとうございました。
元気に楽しく仕事に行くための食生活改善アドバイザー
biobioTOMO 前田とも