2023-07-15
こんにちは。
片づけのプロ ライフオーガナイザー®、暮らしコーディネーター 原田ひろみです。
毎日忙しく過ごす女性の片づく環境や習慣づくりを通して、仕事とプライベートの両方を充実させるライフスタイルのサポートをしています。
私らしく充実した暮らしを手に入れるためのライフスタイル整理術として「時間管理」、「片づく仕組みづくり」、「私らしい装い」3つのテーマでお伝えしています。
今回は、スッキリ&時短が叶う「リビング・ダイニング」片づく仕組みづくりについて、散らかりやすいものをスッキリ片づけるコツを3つご紹介します。
リビングダイニングが片づかない悩み
リビングダイニングは、家族で食事をしたり、くつろいだり、家族一緒に団欒を過ごす場所。居心地の良いスッキリとした空間にしておきたいですね。
けれども、家族が一緒に過ごすリビングダイニングには、さまざまなものが置いてあるため、片づかなかったり、いつのまにかものが増えていきます。
例えば、雑誌や本、書類やダイレクトメール、子どものおもちゃ、家族の衣類など。気づけばあっという間に散らかることも。
リビングダイニングが片づかないお悩みでよく聞くのは以下のとおり。
●家族のものがリビングダイニングに出しっぱなし。
●読みかけの本、郵便物、書類などがダイニングテーブルに置きっぱなし。
●食事中のダイニングテーブルがもので雑然としている。
●脱いだ上着がソファに置きっぱなし、畳んだ洗濯物がリビングに山積み。
みなさんも同じようなお悩みはありませんか?
生活をしていると散らかることは仕方がないこと。わが家でもこのような状況はよく起こります。いつもきれいな状態を維持できなくても、できるだけスムーズに片づけられるようにしておきたいですね。
ダイニングやリビングで特に散らかりやすいものをスムーズに片づける仕組みを3つご紹介します。
散らかりやすいものが片づく3つの仕組み
①ダイレクトメールなどの郵便物・書類
置きっぱなしになりがちなダイレクトメールやはがきなどの郵便物は、家に入ってきたらタイミングですぐにダイニングテーブルで整理します。片づける時は3つのステップで。
STEP①:必要がないダイレクトメールはその場で処分。個人情報の記載があるものはシュレッター、それ以外はゴミ箱へ。一歩も動かずその場で破棄。
STEP②:保管が必要な郵便物は、キャビネット内の浅いケースに掘りこむだけ。(住所を決めておく)
STEP③:後から処理する必要がある書類はキャビネット上の書類ケースへ。
ポイントはあちこち動き回らず、その場で書類の処分と保管ができること。場所をまとめておくことで、すぐに片づけることができます。
また、後から処理する書類を入れるケースは、なるべく浅いものがおすすめ。
ため込みすぎると面倒になって後回しにしがちなので、いっぱいになる前に定期的な見直しをすることも大切です。
「後からゆっくり仕分けして…」と思っているうちに書類をため込んでしまう方は、ぜひ試してみてくださいね。
②リビングにある家族のもの
家族のものがダイニングテーブルや棚の上にいっぱい置かれて雑然とした状態になることありませんか?
細々とした家族のものは、置き場所に困ると出しっぱなしになりがちです。とりあえず置いただけのつもりが、いつのまにかごちゃごちゃな状態に…。例えば、家の鍵、時計、財布などの貴重品や手帳、名刺入れ、ティッシュなどの小物類。
家族の専用引き出しつくり、それぞれが管理。ダイニングテーブル周りに各自専用の引き出しがあれば、片づけやすくなります。
例えば、主人のものが出しっぱなしになっていることが気になったら、その引き出しに入れるだけ。所有者がわかっていても仕舞う場所がわからないから散らかるのです。
リビングダイニング周りに各自の収納スペースを作ることは、お住まいの環境によっては難しいかもしれませんが、各自専用の引き出しがあるだけで、行き先迷子のものなどもすぐに片づき、出しっぱなしが減りますよ。
③脱ぎっぱなし・置きっぱなしの衣類
帰宅してソファに脱いだまま放置された衣類、畳んだ洗濯物がリビングの床に置きっぱなしになっていることはありませんか?
衣類が置きっぱなしになる理由は、仕舞う場所が遠くて後回しになってしまうから。戸建てに住むわが家も、1階のリビングで畳んだ洗濯物を毎回2階のクローゼットに収納していますが、仕舞う場所が離れているため、時間がないときは後回しになってしまいます。
わが家では置きっぱなしになりがちな衣類は2つの方法で片づけやすくしています。
いつでもすぐに2階のクローゼットに持って上がれるように、畳んだ洗濯物は一人ずつかごにまとめています。 すぐに2階に持って上がれないときは、階段の上り口か、あまり目立たない窓際の椅子の横が定位置。 ここなら邪魔にならず、死角になるので置いたままでも散らかった印象にもなりにくいです。 かごもいつまでも置きっぱなしにならないように「寝る時までに持って上がる」ことをルールにしています。
リビングクローゼット内に家族1人1か所ずつ衣類を収納する場所を作りました。
一度着たけど洗わないパジャマや部屋着、羽織ものなど。 リビングに衣類を一時的に収納する場所をつくったことで、ソファ周りに衣類が置きっぱなしになることが減りました。
片づく仕組みづくりで大切なこと
いつもきれいな状態を維持できなくても、片づけやすい仕組み(ルール)を作っておくと、片づけにかかる時間は短縮できます。 無理のないリセット習慣を身につけることも、居心地の良いリビングダイニングづくりに繋がります。
例えば、寝る前の10分だけダイニングテーブルの上を片づける。 他の場所はできなくてもテーブルの上だけは前日の夜に片づけておくことで、翌朝気持ちよく朝食を食べることができます。 忙しいとなかなかそこまでできない方もいるかもしれませんが、たった10分のリセットタイムの積み重ねがきっと日々の片づけをラクにしてくれます。
リビングダイニングが散らかる原因は
①戻す場所が決まっていない。
②収納場所を家族で共有できていない。
③ちょい置きのはずがそのまま置きっぱなしにする。
リビングダイニングが片づかなくて悩まれている方は、まずはこちらの3つを振り返ってみてくださいね。
つい置きっぱなしにしてしまうものこそ定位置をつくることをぜひ意識してくださいね。 置き場所に迷うものは、1か所でまとめて管理する場所をつくることも散らかりにくくする工夫です。
今回は散らかりやすいものをスッキリ片づける3つの仕組みについてご紹介しましたが、いかがでしたか? 参考になればうれしいです。
片づく仕組みづくりについて 「クローゼット編」はこちらをご覧ください。
片づけのプロ ライフオーガナイザー® 暮らしコーディネーター
原田ひろみ