2022-11-20
こんにちは!安心安全・食アドバイザーの前田ともです。
心身共に健やかな暮らしの為の安心安全な食の選び方や食習慣のことなどお伝えしています。
子育て中のママで妻であると、日々自分のこと以外に一生懸命な女性って本当に多いと思います。一生懸命なのに、ついイライラ・カリカリしてしまい仕事や子育てが上手くいかないとか、生まれ持っての性格だからどうにもならないなど思ってしまうことありませんか?
食改善をする前はイライラするのは性格だからと思っていました。
けれど、食改善をしていくうちに、色んなこと、言葉やにおい・薬・添加物などに過敏に反応してしまう私の感受性は緩くなり、反応は少々出るんだけど過敏にはならずに済んだとか、様々な症状改善の実体験がありました。
NVCという非暴力的コミュニケーション の学びを1年続けていくうちに、イライラや怒りの感情が湧くのは、全て、他人の影響により起こる事ではなくて、自分の中のルールや拘り、価値観などにより起こることを知った時、ああそれならやっぱり食、栄養状態によりイライラしやすさは凄く影響を受けるなと感じました。
ママであり妻であり女性であるあなたに一番に幸せになってもらいたい!あなたが幸せであれば、周りの家族も元氣に生き生きと過ごせると思っています。
心と体と食事はすごく関係が深いです。食改善を学びながら実行すればするほどこのことを実感しています。性格だからと思っていたことが、食事を変えることで思考パターンまで変わってきたりします。
笑顔が増えてきたり、周りから色々いわれても気にならなくなってきたり。
心身共に健やかになるには色々なアプローチの仕方があります。色々ある中でも、食の選び方や食習慣のことは最も重要で外せないことだと感じています。
皆様のこれからの幸せでウキウキするLIFEに少しでもお役に立てたらと思っています。日々の食で、これを変えたら体が変わったとか、知るとお得だよ〜という情報をシェアしていきたいです。
今回は何から始めたら良いの?とよくいただくご質問のお答えにもなるのではないでしょうか。『和風のだし』についてです。
天然だしは体も心も整う最初に取り組みたい食習慣
昆布だし
鰹出汁
椎茸だし
煮干しだし
あごだし
だしといっても色々ありますが、私の一番のおすすめはこれ全部を水と一緒に鍋に入れて60〜70度で煮出しをすることです。
これは面倒だし、時間がとれないし、作れないと最初からできないを連発されてしまうかもしれません。
できないのであれば火にかけない水出しでもいいですし、全て粉末化してお味噌と混ぜてお湯に溶くだけでも栄養的には素晴らしい効果が得られます。
だしには様々な体質改善効果が報告されてきています。
○体温が上がる
○血流が良くなる
○心が安定してきてイライラがなくなる
○消化力が上がる
○塩味が食べたくなる欲が減る
○味覚が本来の状態に戻る(偏食が減る)
○便通が良くなる
○睡眠の質が良くなる
○気持ちが前向きになる
など沢山の嬉しい効果です。これらの効果は『粉末だし』でも同じようにあります。
『粉末だし』よりも『天然だし汁』のすすめ
『粉末だし』でもたくさんの効果があるのですが、なぜ『だし汁』を取ることをオススメしているのかというと、
粉末だしでは上手く出せない香りやうま味がだし汁にはあるからです。
昆布は独特のぬめりがあります。細かくすればするほど、このぬめりが出やすくなり、このぬめりが先に出てしまうと、昆布のうま味がスープに出なくなってしまうのです。ある程度の大きさのまま高すぎない60〜70度で煮出していくことが一番のうま味を引き出すのです。
煮干しも同じく、高温にしてしまうと魚の臭みが出やすくなってしまいます。そのためこの温度で煮出すと、臭みが出ずに香り良くおいしく煮出すことができます。
このようにして煮出しただし汁はうま味で、甘味・酸味・塩味・苦味などの基本味、五原味の一つで、英語でもumamiと表現されています。ユネスコ無形文化遺産にもなっていますね。
この何種類ものだしを組み合わせてだし汁取りをするとうま味が足されるのではなくて、何倍にもかなりうま味が強くなるそうです。舌でのうま味の感じ方は複雑で、動物性の食材と植物性の食材とではうま味の感じ方が違ったりするため、昆布と鰹、昆布と煮干しと組み合わせることで単体よりも8倍もうま味が強くなったりします。
また、だし汁は飲むだけでなくて、煮出している時の香り、お味噌汁やスープとして食べるときに感じる香りを嗅ぐだけでも、唾液の分泌を促進、胃酸分泌を促進することが明らかになってきました。このことで消化力が上がります。消化力が上がると、栄養の吸収率も上がってきます。
実は食べ物は食べただけでは体の栄養にはならないのです。消化・吸収されることがすごく大事。だし汁を摂ることでこの栄養吸収率が上がるのです。また、だし汁の栄養が水に溶けていることで、栄養吸収率がもともと高い摂り方になるため更に良いのです。
更に、このだし汁の香りは自律神経を整える作用もあるそうです。リラックスしているときに優位になる副交感神経が香りを感じることで活性化されるそうです。仕事している時、緊張やストレスを感じているときは交感神経が優位になっていますから、だしの香りを嗅ぐことで副交感神経優位になり癒されるのですよね。
他にも、だし汁をしばらくの間毎日毎食摂っていると味覚障害が治るという報告もあるようです。
調理において、例えば干し椎茸と豚肉を合わせて調理すると、甘味が増すため、調味料としてお砂糖を減らせる効果もあります。味覚障害も治るのとあわせて、薄味に舌が慣れていき、美味しいと感じられるようになってくるのです。
だし汁を飲んでいると、顔色が明るくなって艶が良くなる、潤いやすくなるなどの効果もあったりします。
心身共に健やかになりたいなら、美肌を目指したいなら、まず最初に日々の食習慣にとり入れて欲しいなと思います。
だし汁の作り方
材料
水 1リットル
だし用昆布 10g
干し椎茸 1枚
煮干し(頭ごと) 10g
焼きあご(粉末) 小さじ2
かつお節 10g
※材料は全部揃っていなくても良いです。
《作り方》
①鍋に材料を入れて、一番小さい火口の一番弱い火加減で、70度以下に保ちながら1時間〜煮る。(又は、前日の晩に水につけておいて冷蔵庫に入れておく。朝同じく一番小さい火加減で30分煮出す。昆布のぬめりが出ないようにおいても半日にしておく。)
②茶漉しなどで①を濾す。
③耐熱ポットに移し、冷蔵庫で保存する。
《注意》
●だしをとり終わり、こしたら、直ぐに冷蔵庫に保管すること。
《お得情報》
●ご家庭の一番小さい火口の一番弱い火で加熱する時は、1時間以上〜6時間煮ると更に濃厚で美味しい出汁ができます。
●火口がどうしても強くて65度から70度に調整難しい場合には、ガスマットをオススメいたします。
●麦茶を作る様なポットに作り置きして冷蔵庫に常備をオススメします。
●お味噌汁、煮物など何にでも使えます。
●どうしても作るのが大変、買いたいという方にはまえか和さんの【だし屋が造った】無添加白だししあわせ、六号合わせがオススメです(←名前の所をタップすると詳細ページが見れます)。
だし汁を食習慣に取り入れること、作り方いかがだったでしょうか。ぜひ試して見て、みなさんご自身やご家族が心身共に健やかになって欲しいと願っています。
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今回ご紹介以外にもレシピなどコラムにしています。読んでみていただけたらと思います。
→Note
安心安全・食アドバイザー
前田 とも