2021-09-29
ご自身も3児の母であり、サロンで働く全員がママである、というサロンを3店舗運営しています。
骨盤ケアサロンを開業する前は、美容系の会社で働き、店舗をマネジメントするまでキャリアを積んでいましたが、出産を機に時短勤務になり、働き方を考えるように。
産後に出会った骨盤ケアに惚れ込み、自分自身で開業、3店舗を運営するまで(うち1店舗はM&Aにて開業)、どんなことを考えてきたのか?女性ならではの職場で気をつけていることは?
などについて、インタビューさせていただきました。
今回のインタビューは、美容系の企業で働き、マネジメントまで任されていた三浦さんが結婚、出産後に骨盤ケアで独立開業、今ではM&Aをした店舗を含め、3店舗を経営するまでに至った経緯などについて詳しくお聞きしました。
どうやって今の仕事にたどり着いたのですか?
三浦沙矢香さん(以下、三浦):
きっかけはやはり自分自身の妊娠と出産でしたね。
一人目を産んだのがもう10年前くらいなのですが、その時は化粧品の販売の仕事をしていて、マネジメントまでさせてもらっていたので仕事が楽しくて仕方がなかったんです。
でも、第1子を妊娠、出産して今までなかった腰痛だったり、膝が痛い、など、本当にありとあらゆるところが痛くて(笑)まさにボロボロの状態でした。
その時たまたま、友人が骨盤サロンを自宅で始める、ということを聞いて、モニターになったんです。それが骨盤サロンとの出会いだったのですが、それがすごく良かったんです。
何が良かったかというと、体がスッキリするということももちろんなのですが、産後に家族以外の人と話せる機会というのが、本当に貴重だと思ったんです。
産後の骨盤ケアが大事なんだな、と実感したのが一人目の出産でした。
でも、当時は美容の仕事が好きだったのでそのまま復帰したんですが、美容の仕事のピークって平日だったらOLさんがお買い物にくるのは夜だったり、お休みの日の週末だったりするので、保育園のお迎えなどを考えると、ちょうどお店が忙しい時間帯に、私、そこに居れないんです。
保育園に入れられても、アイドルタイムにしか働けないですし、それでも売り上げは上げなければいけない。保育園に入れて職場復帰をしてもすごくモヤモヤしていた日々だったんです。
周りも応援してくれている人もいるけれど、やっぱり職場っていろんな人がいるので・・・いろんな考え方がありますよね。
そんな中二人目を妊娠して、出産して、このまま仕事復帰しても、育児と両立して仕事ができないんじゃないか、そして会社にいて成長できることがあるのか?と考えた時にもしかしたら難しいのかもしれない、と思うようになりました。
そしてそのタイミングで、骨盤ケアのやり方が学べるというスクールが存在することを知って、育休中にとりあえず学んでみよう、私もこのサービス好きだし!と思って学びをスタートしました。
仕事復帰のタイミングで正社員からパートタイムに変えてもらい、空いている時間で自宅サロンを始めた、というのが一番最初のきかっけですね。
中村:
それは何歳の時だったんですか?
三浦:
その時は29歳だったと思います。
中村:
割と早く二人の子を出産されたのですね!
三浦:
そうです、上の子が2歳の時に産んでいるので。
そして骨盤ケアサロンを始めたはいいけど、集客とか、マーケティングとか、経営とか、全くわからなくて。
スクールで教えてもらえるのは、骨盤ケアのやり方だけです。なので、うまくいっていそうな人の真似事から初めて、ひたすら行動しまくりました。
お客様を集めることがゴールになってしまっていた初期
三浦:
そしてお客さんに来てもらえるようになったんですが、そこからどうクロージングするかとかもわからないんですよね(笑)
継続して通ってもらって初めて成果が出るものなのに、ああ、私集客することをゴールに考えてしまっていたんだな、ということに気づいて。
じゃあどうやったらお客さんに通ってもらえるかな?とか、あとは化粧品販売の時に仲のいいお客様がいたのを思い出して、そういえばどうやって仲良くなったんだっけ?などを考えるようになって、カウンセリングやメニューを設計し直していったんです。
そうしたらお客さんも増えていき、リピートしてくれる人も出て来たんですが、3人目を妊娠したんです。
その頃はまだパートとの掛け持ちだったので、もうこれ以上掛け持ちは難しいだろうと思って、3人目を妊娠したタイミングで会社の方は辞めることにしました。
中村:
3人目は何歳の時の出産だったのですか?
三浦:
3人とも2学年差で産んでいるので31歳の時だったと思います。そして、独立ですね。
その時はもう会社を辞めたいという気持ちもあったのですが、どうしようかな〜という迷いも同時にあって。でも3人目ができたら、流石に無理でしょう!と踏ん切りがつきました。
中村:
その頃にはみんな保育園には預けていたのですよね?
三浦:
そうですね、なので昼間は手が空いているので、骨盤サロンの運営をしていました。
中村:
でも、保育園から帰って来たら・・・大変でしたよね。
ご主人の協力はどのようにして得ていましたか?
三浦:
協力はしてくれていましたが、なんせ会社員なので格段すごくやってくれた、というわけではありませんが、保育園の送りなどはやってくれていました。
でも、ほとんど自分自身でやっていましたね。
中村:
子供が3人いて旦那さんが会社員でなかなか手伝える時間が限られている中で、モチベーションとかどうされていましたか?嫌になることはなかったですか?
三浦:
全然嫌にならなかったです。むしろ、楽しかったです。
でも、ある時ふとこのままでいいのかな、というか、この先どうしよう?と考えることがありました。
ある程度予約も埋まって来ているし、これ以上予約が増やせない日もたくさんあるし、どうしよう・・・という中で見つけた経営塾に通ってみることにしました。
そのおかげでリピート率ももっと良くなり、売上もよくなったので一人の限界には来ていたと思います。ただ、もう自分の時間を割いていたので、結構いっぱいいっぱいだった気がします。
キャンセルが出ると、ホッとするという時があって、あれ、これは何か違うんじゃない?と思い始めました。
私が求めているのは売上じゃない、ということにも改めて気づかされました。
そしてその経営塾の中で、言われた一言があって、それが「オーナーになっていくのがいい」ということだったんです。
確かに私の中でこのサービスはもっと多くの人に広めたいとも思っていましたし、そうすると人を雇うという選択肢が出て来て、じゃあこの際自宅サロンを卒業して、店舗を持とう!という決断ができました。
実際にお客様の中でも以前の私と同様、キャリアに悩んでいる方ってたくさんいて、復帰しようか、とか、パートタイムがいいのか、とか。
でも正社員じゃないと保育園に預けられないし・・・と迷っている人がたくさんいて、それならママたちが育児をしながら働ける雇用スタイルを、私が提供できるようになればいいんじゃないか、ということを考えた時に、本来の目的に戻れたというか。
そこから場所を借りて、人を雇って・・・というふうになっていきました。
人に頼れなかった自分が言われた「ありがとう」の言葉
中村:
どうやって一緒に働く人を募集しましたか?
三浦:
周りの口コミというか、その時託児付きのサロンを経営していて、お客様が連れてくる赤ちゃんの面倒を見てくれるスタッフがいたので、その人にこの先のビジョンを伝えて、助けを乞うことができたんです。
それまで人に頼ることができなくて、全部自分でやって来たので。
そこで言われたのが「ありがとう」という言葉だったんです。
私自身が頑張っていることはそのスタッフから見てもわかっていたようで、頼ってくれたことが嬉しかったと言われました。
私自身は「頼っちゃダメだ」と思っていたので「ありがとう」と言われたとこで価値観も変わりましたし、そのタイミングでスタッフが人を紹介してくれたんです。
この出来事をきっかけに、人を雇うってこういうことなんだ。雇用するって人をコントロールするということじゃなく、その人の役に立つことなんだ、という考えが変わった時でもあります。
そこから頼ったりお願いしたり、ということができるようになりました。
中村:
その後も採用は紹介ですか?それとも求人広告などは出しましたか?
三浦:
全て紹介なんです。技術はもちろん伝授しますが、営業経験がない人とかもいるので、その辺りも含めて全て教えます。
結構みんな、すぐ出来る様になります。
今までは私じゃなきゃダメかな、と思っていたのですが、本当にそんなことなくて。
中村:
みんな経験者だったんですか?
三浦:
それがほとんど未経験者だったんです。8割くらいは未経験ですね。それでもできるようになるんです。
中村:
それはどうやって育てたらできるようになるんですか?本人たちのモチベーションなのか、他に理由があるのか・・・
三浦:
やっぱりやる目的がみんな明確なんです。もっと世の中の女性にこうなってもらいたいとか、そういうビジョンがはっきりしているんですよね。
もともとお客様だった人も多いですが、その人たちにも「誰かこのサロンを一緒に盛り上げてくれる人いないかな」と聞いていたので(笑)
そしたら、その人が「私でもいいですか?」と言ってきてくれたりして。
やるって決めてきてくれた人は、できるようになっていきますね!
中村:
逆に残念ながら脱落してしまった人はいましたか?
三浦:
はい、います。
中村:
そういう人たちとは何が違ったのでしょう?
三浦:
本当にいろんなタイプの人がいますが、自己肯定感が低かったり、相手に何かを提供する前に自分が整っていない人は、続けられなかった、という人が多かった気がしています。
中村:
でも、逆にこのサービスを広めたい、とか、こんな風になってほしい!という人は、残っていけるということですね。
さらにいうと、三浦さんのところで働く方はある意味環境が整ってますもんね。みんなママで子育てをしながら、という共通点もある。
三浦:
会社という感覚よりも、コミュニティという感覚の方が強いみたいです。
例えばですけど、コロナの時期に一時期お店を休業しなければいけなかった時に、スタッフのみんなが「会えなくて寂しかった〜!」という風に言ってくれていたんですよね。
中村:
普通に会社勤めをしていたら、なかなかなれない感覚かもしれませんね!
三浦:
はい、そうなんです。逆に私はそれが嬉しかったですね。
中村:
でもやっぱりよく考えると目面しいですよね。これは私の偏見かもしれませんが、女性が多く集まる会社というのは時と場合によってよく作用する場合もありますが、残念ながらギスギスしたり・・・ということも、よく聞いて来ましたし、実際に私自身も体験して来ました。
でも、三浦さんのところのスタッフ間では、それがない。
三浦:
そうですね、これはダメ!というルールは決めているからかもしれません。
好きなようにやってもいいけど、これだけは「ダメ」というルールを設けているんです。
例えばですが、みんな価値観が違うのは当たり前なので、誰かをを否定するとか、そういうことはしない。
など、ミーティングでは伝えていますね。
他には、女性によくありがちなことを事例に出して、それはうちのルールとしてやらないと決めているので、ダメです。ということをはっきりとお伝えしています。
失敗してもいい。でも、これだけはダメ、というルールを決めることでわかりやすくしているつもりです。
中村:
一般的な会社だと、ダメというルールがあるというよりも、例えば営業マンならいくら稼いで来て、とか、結果を出してください、とか言われることが多いと思うんです。
三浦:
そうですね、もちろん、それも大事なことなのでしっかりと伝えなければいけないですが、それよりもやはりマインドの方が大事なので。
中村:
それでスタッフさんが育って来て、2店舗目・・・という考えになったのですか?
女性の働く環境を整えていくために2店舗を出店
三浦:
実は大宮とかにちょっと出してみたりしたこともあったんですが、あまり回らなくて。
2020年の1月に麻布十番にあるエステサロンをM&Aすることになったんです。
本当にこれはいろいろなことがありました。もちろんお金の問題もそうですし。
それでも頑張ってやろう!となった矢先にコロナがどんどん蔓延していって・・・それはもう大変でした。M&Aしたばかりのお店を、営業できなくなるわけですから。
そのエステサロンに関しては、25年くらい営業していたサロンだったので、特にママ向けとかではないサロンでしたので、まずは自分も入って色々覚えるところから始まりました。
ただ、お店を買い取ってからすぐにコロナになってしまって・・・そして緊急事態宣言の発令でした。
当初予定していたよりもいろんなことが後ろ倒しになりました。もちろん、休業しましたし。
さすがに「やばいな」とは思いました。ただ、同時に「しょうがないな」とかも思いました。
M&Aについては前からお話はありましたが、資金面もあったので色々考えていたのですが、タイミングよく助けてくれる人がたくさん出てきて。金銭的な意味も含めて。
普通の人なら、やらないかもしれませんね。
中村:
まあ、そうですよね。M&Aで不動産や社員、お客様も含めての買い取りになると、かなりのお金になりそうですし、要は借金するということですものね。
三浦:
そうですね、でも「やってみたい」の方が勝ったんですよね。
コロナで色々休んだりもありましたが、2020年の10月に一旦落ち着いてきたので、しっかり告知して託児付きの骨盤の施術の導入もすることが出来ました。
そしてその後すぐに清澄白河の店舗も出しています。
なんだかんだ、コロナの中出店しているんですよね(笑)
補助金などもありましたが、業種が業種だけに、受けられるものも限られていて、0ではありませんでしたが、ほとんどが対象外でした。
中村:
でもその中で清澄白河の店舗を出そうと思われたんですよね、それは何かきっかけがあったんですか?
三浦:
そこはスタッフの実家なのですが、そこをリフォームしてやりたい、という風になったんです。
そのスタッフはもともと私が自宅サロンをやっている時からのお客様でもあり、お客様からスタッフになってくれているんです。
すごく私の力になってくれていたので、その子のお店を作ってあげたいな、と思っていたんです。
そしたらたまたたその子の実家の1階が空いていたので、やりたいということで、出店することにしました。彼女だから、任せられました。
結構タイミングが良くて、2020年の11月って一旦コロナが落ち着いた時期でもあったので、そのタイミングでオープンできたこと、そして近隣マンションにチラシを配ったことでそこからお客様が早い段階できてくれるようになりました。
ただ、予想より早くお客様がついてきているので、チーム作り、組織づくりなどは、今後の課題ですね。
中村:
3店舗あるお店を回していくために、ですね。
三浦:
そうです。
清澄白河も、もっとゆっくり売上が上がっていくものだと思っていましたので、少し時間があるかな〜と思っていたのですが、嬉しいことですが早い段階で売上がついてきたので。
中村:
今社員は何人いらっしゃるんですか?
三浦:
社員は4名ですが、パートさん含めると20名弱が在籍してくれています。
中村:
全ての店舗が託児所付きですよね?全員がママですか?
三浦:
麻布十番に関してはお店を買い取っているのもあり、ママでないスタッフもいますが、託児所はついています。
麻布十番でお店を持てたことで、箔がついた感はありますね。
中村:
麻布十番でやっているって聞くと、やっぱりすごいなって思います。
三浦:
やっぱりそうなのですね。
麻布十番のお店を紹介してくれた人も、私の思いを知ってくれていて、それなら店舗を増やすべきだ、ということもアドバイスくださった方なんです。
周りの人ができるよ〜!と言ってくれたことを、信じてやる、というのが私のいいところなのかもしれません。
自分のことって、自分が一番わからないと思っています。自分が信じている人に言われたことは、やってみよう、と素直に思います。
中村:
チャレンジすることにはあまり抵抗はないのですね?
三浦:
そうですね、やることへの怖さはないです。
中村:
それってなぜですか?多くの人はそこに抵抗を感じてスタートしない、という人も、多いと思うんです。
三浦:
でも、やらなければ何もわからないんですよね。もったいないな、と思います。
やらなければ、できない。やらなければ、できるようにはならないですし。
中村:
それは学生の頃からそうなのですか?
三浦:
それは経営の勉強をしてからかな、とも思います。学びや人の話を通して、みんな同じようなことを言うんですよ「やらなければわからない」と。
他の経営者さんの話を聞いていると、自分の悩みは大したことないな、と思う時が多いです。
中村:
うまくいくイメージがついている、というような感じですかね?
三浦:
やりたいかやりたくないか、かもしれませんね。できるかどうかではなく。
よく、周りからも成功していると言われるのですが、成功ってなんだろう?という成功の定義も人それぞれですよね。なので、自分が成功しているかどうか・・・と言われると・・・(笑)
正直わからないところもあります。
中村:
そうですね、でも一般世間から見たら、会社員から独立して、3人のお子さんを育てながら3店舗を経営するママ社長、となると、かなりできる人なんだろうな、と思われていると思いますよ!
三浦:
そこは・・・(笑)自分ではわからない部分ですね。
ぶっちゃけ、手元に残る利益だけをいうなら、自宅サロンの方がいいです。
でも、私がやりたいことは、私一人ではできるようなものじゃないんです。周りの力を借りないとできないビジョンなので、周りの方々に助けられています。
一人でやっていたらお金の利益は生み出せると思いますが、一人だと圧倒的に時間がない。私が求めているものは、そこじゃないですね。
中村:
どんなことを求めていますか?
育児を経験したママだからこそできる雇用を生み出したい
三浦:
みんな自由を求めて働き方を変えよう、自由に働こう、と思うと、みんな起業しようとしますよね。
でも、起業って・・・思っているより大変じゃないですか(笑)
私の中では自由に働く=起業ではなく、雇われながらも自由に楽しく働ける雇用を生み出したい、というのが私の想いなんです。
起業して失敗している人もたくさん見てきているので。
本当に成し遂げたい何かがあるなら、起業はいいと思いますが、いい悪いじゃなく、起業というタイプじゃない人もいるんですよね。
起業しなくても自由に働く、そしてもう一つ大事なのが、育児の経験を価値にできる雇用を生みたい。
出産と育児ってすごく意義のあることだと思いますが、キャリアという視点で見たときには「キャリアダウン」という位置付けになるのだと思います。
それは納得いかないですね(笑)
育児を経験したママだからできる仕事を、雇用を生み出したい、という思いが強いんです。
中村:
私のところに相談しにくる方も、多いですね。
「子育てしかしてないし〜」とかみなさんおっしゃいますけど、それは十分すごいことをやっているんですけどね。
もっと自信を持ってほしいな、と思っています。
三浦:
でも、それが還元されるシステムがないんですよね・・・
お金じゃない価値を生み出しているって、すごくないですか?将来その人がたくさんのお金を稼ぐかもしれない、という価値を生み出しているんです。
ただ、出産したお母さんたちって、社会に対しての自己肯定感が低いので、面接に来ても「面接してていただいてありがとうございます」という程なんですよね・・・
いやいや、もっと価値あるから!といつも思います。
中村:
なんかこう・・・社会から弾き出された、という感覚になるんでしょうかね。
三浦:
いや、なると思います!私も一人目の出産の時になりました。
中村:
でも、本当に今までの話を聞いているとすごくポジティブですよね!
三浦:
そうかもしれません(笑)
経営とかを勉強していくと、目的意識を持つようになるんです。そうすると、ネガティブって何も生まないので。
もちろん、不安はあります。この先どうなるかはわからないので。でも、不安になったところでそれは解消されないので、それだったら前向きに頑張った方が、応援してくれる人も増えるんじゃないかなって思って。
みんなが言う不安もわかります。でも、時間は限られているので、やりたいと思った時にやった方がいいと思います。準備期間ももったいないので、やりながら修正していくくらいの方がいいと思います。
最初からうまくやろう!と思いすぎている気もするので、早く色々やって、気づいた方が何倍も早く進みますよね。その方がいいと思っています。
中村:
失敗するのが怖くて踏み出せない人が8割くらいじゃないかな、と思います。
三浦:
もちろん、いつどうなるかはわからない、それは誰にもわからないですし。
「どうしたらうまくいきますか?」とも聞かれるですけど、私も正直答えが欲しいくらいで(笑)やってみないとわからないことの方が多いですよね。
中村:
やっていく中で見つかるものですよね。
三浦:
何がうまくいくかは、やってみないとわからないです!
中村:
今後はどうしていきたい、とかは決まっていますか?
三浦:
今後はもっと仕組みを作っていきたいですね。私が抜けても強い組織になる、というところをやっていきたいです。
その先は店舗というか、地方の雇用も生みたいと思っています。
中村:
大企業だとできないことが多いですよね。託児所があったり、時短で働くことに罪悪感がないとか・・・
三浦:
子育てママの課題って、まだまだ社会にたくさんありますから。
サロンも大事ですけれど、今もう一つ考えているのが沖縄で何かやりたいな、という思いもあります。沖縄好きなので。
沖縄の件もありますが、根本的にはママを雇用することでこんなメリットがあるんだよ、という仕組みというかを作って、もっと企業にも採用してもらえるような取り組みもしたいな、と思います。そんな何かができたらいいな、とも思っています。
中村:
今後の展開が楽しみですね!私も三浦さんがやりたいことにはとっても共感しますし、本当にインタビューしていて応援したくなりました。きっと、世の中の多くの女性もそうなんじゃないかな、と思います。
今回は本当にありがとうございました!
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